体感時間、一千年

この夜が明けるまで

水樹奈々の言語センスとビジュアルノベルのキャッチコピー

皆さん、水樹奈々さんを知っていらっしゃるでしょうか。

歌手で声優、作詞もこなすマルチシンガーです。代表作で言うと戦姫絶唱シンフォギアの曲や魔法少女リリカルなのはの曲でしょうか。

話題にしたいのはその作詞の独特性で未来と書いて「あす」と読ませたり魂と書いて「いのち」と読ませたりなかなか意訳を極めています。

作品によって読みは同じでも当て字が変わることもしょっちゅうで、たとえば未来、奇跡、幻想。これら全てのルビが「あす」です。確かに全体の歌詞を見なくても想像であすと捉えることができなくもない。

他にも過去、未来、闇、困難、暗夜。この全てが「よる」です。過去、未来と言う相反する歌詞が両方よるで表現されてるのなんか素敵じゃないですか?よるを超えて〜〜みたいな歌詞が想像できますね。

最後に紹介したい問題が期待、問題。この2つはどんな共通した読み方をするでしょうか。

ヒントは、社会人の方が思いつきやすいかも?、カタカナ語です。

考えてくれる人がいるかもしれないので少し行を開けておきますか。

 

 

 

 

答えは「ストレス」聞くとなるほど納得感がある。期待をかけられることはプレッシャーであると言う見方ですし。問題も抱えることがストレスですしストレスを抱えるという表現もあります。ルビクイズとして1級過ぎて好き。

そんな水樹奈々さんの奈々語をまとめてくださっているブログがあったので紹介しておきますね。

mind.kittttttan.info

 

話題転換

もうひとつ、最近ビジュアルノベル(主に美少女ゲーム)のキャッチコピーを知ろうとする機会があったのでそれについて書かれている記事を少し読みました。

まぁもっとも有名なのは少し昔のにゃるらさんの記事でしょう。

note.com

作品内部についても軽く触れられていたり終始読んでいて楽しい、ただやはり嗜好が偏っている部分が感じられます。そこも氏の魅力ですが。

そしてもう一つ記事を見つけた。それがこちら。

 

chu-linozaregoto.hatenablog.com

今は更新されていないことが残念ですがはてなブログに残っていました。その年にプレイしたビジュアルノベルの短い感想をキャッチコピーと同時に紹介してくれている記事です。こっちはまた別のテイストの作品も紹介していて興味深いですね。

他に美少女ゲームの購入までのステップを解説してくれています。そちらも途中で頓挫していますが。Twitterアカウントも当然ありません。でも記事を残してくれていることにありがとうを伝えたい。

ところで美少女ゲームのキャッチコピーってなんであんなに魅力的なんでしょうね。物語を簡潔に一言で魅せてくる。キャッチコピーの良し悪しはあると思うんですけどビジュアルノベルの世界観に、それこそセカイ系的な世界観によくマッチしているものが多い。

summer pockets』の「眩しさだけは、忘れなかった」とか結構好きです。アニメを見ただけですが内容も概ね理解できるし、端的でオシャレ。

実際にプレイしたことはなくても物語の一端を知ることができて、いつかそれをプレイしたいと思える、キャッチコピー文化は失くさないで欲しいものです。

 

自分の好みの単語は紹介できていませんが、こういうブログが残っている、そこに在ることが何より自分好みな出来事です。もっといろんなことをみんなが書いて欲しい。そこに運よく触れられたならばそれを読みたい。そして自分もそんな趣味全開なことを書いていきたいです。

これは先のブログの受け売りですが、私が面白いと感じることは誰かにとってはくだらないことでしょう。ただ何かしらの感性がほんの少し重なったら、それはもうとても面白いんじゃないでしょうか。この精神は大事にしていきたいですね。