
『無人島ロワイヤル』(秋吉理香子)を読みました。
ざっくりあらすじ
行きつけのバーで集まった職場も性格もバラバラの8人が、もし無人島に3つだけ物を持っていくなら〜という与太話をしているとマスターが無人島所有してることをカミングアウトする。どうせなら選んだ3つだけを持って無人島にみんなで行くことに。しかし一日目の夜にマスターが一人で船を運転して帰ってしまい、賞金として10億円用意したのでバトルロワイヤルをしろとのメッセージだけが残される。最初はみんなで生き残る手段を探していたが、徐々に生き残りをかけた争いに発展していく。
主人公は逆玉の輿で会社員をしている修一、その修一を愛している世間知らずのお嬢様(30代)の莉々子。他にも視点が変わってYoutuberの由宇やサバゲー好き戦闘狂の五木など全員の視点でバトルロワイヤルを楽しめる。
作品の感想としては可もなく不可もなく、終わりは多少良かったように思う。バトルロワイヤルものとして惹きつけるシーンがあるけどキャラクターがいまいち刺さらなかった。主人公に見える修一を好きになれないし、かといって他の人もそこまで。無人島でっていう設定は良かったけどアイテムの3つが活かされたり活かされなかったり。割とさっくり読めるからバトルロワイヤルものが読みたい人はそこは裏切られないからまぁオススメくらい。